

哲学してる
オトナ
で
い
よ
う
Childcare on philosophy
哲学育児
®︎
「哲学」というと、どんなイメージでしょうか?
深くて難しくてよく分からない学問、といった感じでしょうか。
こどもとそだつ考究店では、哲学を「なんで?と考えること」と定義しています。
フランスなどでは、哲学が重視され幼少期から学んでおり、
日本でも、Eテレで哲学の番組があったり、
経営者の間で「ビジネス哲学」が流行していたりと、
既にその力は注目されています。
子育ては「なんで?」の連続です。
なんで寝ないの?
なんで泣いてるの?
なんでそんなことしてるの?
そんな「なんで?」に対する答えを、誰かから与えられるのではなく、
この子の中から、また
この子と自分との関係性の中から見出していこうとする、
そんな姿勢を「哲学育児」と呼んでいます。
世の中にあふれかえる知識、テクニックやノウハウ。
それってほんとうの“答え”なのだろうか、と不安になることが少なくありません。
あなたがこう思っている理由、わたしがこう言動した理由があるように、
この子にもそう言動した理由、背景、過程や想いがあります。
それは一概に、これにはこう、と言えるものではないし、
こどもや親ひとりひとりの考え方もちがえば、感じ方もちがうと思うのです。
一方通行な視点じゃなく、向こう側から見た「なんで?」を考えることの中に
真実はあると思うし、ほんとうの解決策があるのではないでしょうか。
答えは、自分や目の前のこの子の中にあります。
それはとても遠回りな、時間のかかる行程のようだけど、
実はいちばんの近道。
与えられた答えが合わなくてイライラが増したり、
うまくいかないモヤモヤで幸せに気づけなかったり、
そうなるよりは、まっすぐにこの子に向き合って、
この子とわたしだけの答えを導き出していけたらな、と思うのです。
「哲学育児」は、哲学するように育児を楽しむ。
2歳児さんのように「なんで?なんで?」と本質を探りながら、
この子とわたしの”生きること”を楽しんでいきます。